SEOを意識しすぎて良いヘッドライン(ヘッドコピー)が書けない人へアドバイス
2018/01/24
ブロガーやサイト運営者がセールスコピーライティング(セールスライティング)を学んでいると”ある問題”に悩まされるはずです。
それはヘッドライン(ヘッドコピー)とSEOの兼ね合いです。
ご存知かと思いますが、セールスコピーライティングにおいてヘッドライン(ブログにおけるページタイトル・大見出し)は最も重要なパーツで、この出来次第でコンバージョンが大きく変わります。イマイチなヘッドラインでは肝心な本文を読んでもらう事すらままならないのです。
効果的なヘッドラインの書き方は決まっている。しかし…
効果的なヘッドラインを書く為の定石は存在します。多くのコピーライティング教材にそれが書かれていることはあなたも知っているはずです。
しかし、そういった書籍に書かれているヘッドラインの定石にはSEOが考慮されていないんですよね。
その理由は単純で、プロのセールスコピーライターはSEOを意識せずとも稼げるからです。アドワーズなどのPPC広告を利用すればSEOのような不安定な要素に振り回されることもありません。
しかし、私たちの様な趣味レベルで運営しているブロガーやサイト運営者には、PPC広告を出すのはハードルがとても高いわけです。金銭的なリスクが無いSEOだけで集客したいわけですよね。
そう、私たちブロガーにとってはSEOは非常に重要です。でも、SEOを意識したヘッドラインにするとセールスコピーライティングの定石から外れてしまう事も珍しくないんです。
ヘッドラインの基本
SEOを考慮したヘッドラインについて説明する前にヘッドラインの基本をおさらいしましょう。一般的にヘッドラインには以下の要素を含めると効果的と言われています。
- ベネフィット
- USP
これ以外にもありますが今回はこの2点に絞ります。
ベネフィットとは
ベネフィットとは商品を使用することで得られるメリットのことです。
例えば化粧品なら、
「コラーゲン○○グラム配合」
とするよりも
「コラーゲン○○グラム配合で”赤ちゃんのようなモチ肌に!”」
としたほうが効果的です。
この、”赤ちゃんのようなモチ肌に!”という部分が、商品を使用することで得られるメリットつまりベネフィットです。
ポイントは”未来を想像させること”です。
“赤ちゃんのようなモチ肌に!”という具体的な表現をあえて使うことで未来を想像しやすくなるわけです。
想像が鮮明であるほど、未来が明るいほど購買意欲は高まります。ヘッドラインの最重要ポイントと言えるでしょう。
USPとは
USPとはunique selling propositionの略で「独自の売り」を意味します。
ライバルと同じような商品では売り出し難いですよね。だから独自の売りが必要なわけです。
化粧品なら「人気モデルの○○も愛用!」とか「特許で認められた新美容成分配合!」といったコピーがUSPとなります。
USPは競合との差別化の他にも、「この商品は他とは違うはず!」と未来を期待させる効果もあるので売り上げアップに効果的です。
SEOを考慮したヘッドラインの書き方
そして本題の「SEOを考慮したヘッドラインの書き方」ですが、場合によってはベネフィットやUSPは忘れた方が良いです。
なぜなら、ヘッドラインの本来の役割は”注目させること”だからです。
SEOはとにかく検索上位に表示されなければ始まらないわけです。いくらベネフィットやUSPを盛り込み魅力的に仕上げたヘッドラインでも、検索上位に表示されなければ意味がありません。
そして、1位、2位あたりに表示されればどんなヘッドラインでもクリックされます。クリックされさえすればヘッドラインとしての役割は果たしたことになるので、必ずしもベネフィットやUSPを含める必要は無いのです。
もちろん、上位に表示されるならばベネフィットやUSPは含めた方が良いです。クリック率は上がりますし、ヘッドラインと本文の内容が一致していればコンバージョン率も高まりますからね。
「最適なキーワードは何か? 」をきちんと調査することが大切です。