読まれるメール・読まれないメールの決定的な違い
2015/11/16
ビジネスではメールは非常に重要なツールです。特にメルマガ(メールマガジン)のような宣伝目的のものは成功すれば大きな成果が得られます。しかし9割以上が開封すらされず捨てられている事実をご存知ですか?
この世には2種類のメールが存在します。
「読まれるメール」と「読まれないメール」です。
パソコンでメールを利用している人は個人的なメールの他にも、宣伝・営業メール、ニューズレター、メルマガなど様々なメールを受信しているかと思います。そして、その大半は開封されることも無くゴミ箱行きです。私の場合、9割が未開封であり、迷惑メールを含めれば99%以上が未開封です。
と、このようにメールには「読まれるメール」と「読まれないメール」が存在するわけです。ところで、あなたは何故このような違いが生まれるかを考えたことがありますか?
送り手としては本文を見てから判断して欲しい。しかし、現実は・・・
メールは読んでもらう為に送るわけです。しかし、その大半は読まれること無く捨てられている事実があります。開封すらされずですよ。悲しいですよね。メールを書くのには時間がかかるわけです。読まれなければそこにかけたコストは無駄になるわけです。
メールを送る側は「せめて開封してから内容を判断して欲しい」というような切実な思いでしょう。しかし、ほとんどの人は差出人や件名で開封するかどうかを判断しているわけです。
差出人が知っている人であれば件名が何であろうと読んでくれるはずです。それは自分に宛てたメールだからです。当然ですよね?
では、赤の他人やニューズレター、メルマガの場合どうすれば読んでもらえるか?ビジネスマンにとってはこれが最も重要です。考えてみましょう。
読まれるメールの件名の特徴とは?
メルマガやニューズレターの件名の特徴として「派手」であることが挙げられます。派手に装飾することで注目させたいという意図があるわけです。
しかし、これが仇になっているんです。派手であればあるほど「これは宣伝である」ということをアピールすることになります。人は宣伝を嫌います。無数に届くメールの中からわざわざ宣伝メールを開封することはありません。
では、逆に開封されるメールにするにはどういった件名にすれば良いのか?という話になりますよね。先ほども簡単に触れましたが自分(だけ)に宛てたメールは必ず読みます。つまり、件名をあたかも私信かのように書くことで開封率は大幅に上がります。例えば・・・
- ○○の件
- ○○について
(実際効果が出るかは別として)このように完結な内容であれば宣伝臭さは全く感じませんよね?とりあえず本文を確認してみようという気持ちにはなるはずです。
一方で、ユーザーが自分の意思で登録したニューズレター・メルマガであれば多少宣伝臭くても問題ありません。何故ならその情報を望んでいるからです。この場合、なによりも大切なのは下記の例のように誰が送ったものなのか明確に表記することです。
- 【○○マガジン vol. 32】△△△△△△が□□になる方法
これなら自分の意思で購読し始めた人にとって親切ですよね。逆にこれが私信のような書き方であればうっかり見逃してしまうリスクすらあるわけです。
件名でベネフィットを訴求すべきか?
私信のような件名でもベネフィット(メリット)を訴求する必要性はあります。
なぜなら、いくら私信のように見せかけても、差出人や件名の内容次第では相手は察してしまうからです。そうなれば魅力のない件名であれば開封されません。その保険という意味でもベネフィットは必要です。ただし、宣伝臭くならないようにさじ加減は必要です。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- 世の中には「読まれる」メールと「読まれない」メールがある
- ほとんどの人は開封すらしないで捨てる
- 個人に宛てたメールであれば開封する
- 件名を工夫すれば個人に宛てたメール(私信)に見せることも可能
- 自分の意思で登録したメルマガであれば明確な表記があったほうが良い
- 私信のような件名でもベネフィットの訴求は必要。ただし、さじ加減をすること。
この記事でこれまで書いたことは100%確実というわけではありません。セールスライティングとはそういうものなんです。例えば、どれだけ宣伝臭い件名であっても食い付く層って存在するんですよね。だから一概に言えません。
大切なのは「テスト」をすることです。
「こうに違いない!」と推測で行動するのではなく、テストやリサーチで正確なデータを取得することが確実な利益をもたらします。テストやリサーチは面倒くさいですが、そういう物ほど価値があるということですよね。