ウェブセールスコピーのヘッドライン(タイトル)のSEOはどう考えるべきか?
2018/01/24
セールスコピーを書いている人、勉強している人であればヘッドライン(記事タイトル)がいかに重要なものか知っているはずです。ヘッドラインの良し悪しで記事が開かれるか、続く本文に興味を持ってもらえるか、そしてコンバージョンにも直結します。
私が惚れこんでいるセールスコピーの書籍「現代広告の心理技術101」の冒頭部分に「書籍のタイトルだけを変更するだけでどのように売上が変化したか?」という内容の表が掲載されているのですが、平凡な書籍のタイトルをLF8 (Life-Force 8) と呼ばれる概念を含んだものに変更しただけで、売上が5倍、10倍と劇的に増えたと書かれています。中でも凄いのが、一切見向きもされず売上がゼロに等しかった書籍が、タイトルを変えたことで内容が正当に評価され3万冊もの売上に達した例には驚愕しました。
というようにヘッドライン次第で中身を見るか見ないかが決まってしまうので、誰もがこだわる部分であることは言うまでもありませんが、ウェブ上のセールスコピーの場合一つ問題点があります。
関心を集めるか?SEOに特化するか?
基本的には紙面でもウェブ上でもセールスコピーのヘッドラインは「USPやベネフィットを訴求するもの」にするのが常識ですが、集客方法がSEOによるものである場合は必ずしもそうとは言えません。
いくらUSPやベネフィットを訴求したとしても、そのキーワードで競合に勝てなければ意味が無いわけです。逆にライバルを上手いこと避けるようなキーワードを見つけてもUSPやベネフィットが弱かったり、狙うターゲットがずれてしまっては効果は半減してしまいます。
ページごとに役割を変えることで解決
ウェブサイトというのは複数のページで構成されているので、一つのページで全てを完結させる必要はありません。集客ページとセールスページに役割を分けることで先ほどの問題点は解消されるはずです。
具体的には様々なキーワードで集客ページを複数作り色々な客を集客し、それらのページにUSPやベネフィットを強く訴求したヘッドラインとリンクを掲載してセールスページに誘導すれば良いわけです。
具体例を挙げると、当ブログにはPS4ソフトランキングや各ゲームソフトのレビューページがありますが、これらは集客ページであり、これ自体は収入に結びつきません。これらのページから新作ゲームソフトの紹介ページに誘導することで収入を得ています。
まとめ
それでは簡単にまとめます。
- ウェブ上のセールスコピーにはSEOという独自の問題がある
- Webサイトの性質を利用しページごとに役割を分担する
一見するとウェブ上のセールスコピーはSEOという要素が加わることで不利なものと考えてしまいそうになりますが、上手く使えば広告費を使うことなく、しかも無期限に集客することが出来るので時間をかけて追求する価値は十分にあります。また、サイトが評価されるのには半年くらい時間を要しますので気長に頑張りましょう。