苦労が水の泡に!私が経験したロングテールキーワードSEO対策での失敗と教訓
2018/01/24
ありがたい事に1年前まで月5,000PVだった当ブログも今では月20万PVにまで成長しました。ここまでくるのに色々な苦労もしてきましたし、試行錯誤も重ねてきました。単純計算で前年の40倍ものアクセス数を稼いでいるわけですから成功と言いたいところですがそうとも言い切れません。
それは私がロングテールキーワードによるSEO対策でいくつかの失敗をしてきたからです。今回はその失敗と教訓を紹介します。
この記事の目次
ロングテールキーワードだからと言ってSEO対策が簡単なわけではない
考えてみれば当然のことなんですがビッグキーワードよりは上位表示が楽とはいえ、ロングテールキーワードだからといって上位表示が楽とは限りません。
以前、数日かけて気合の入った記事を書いたのですが全くと言っていいほどアクセスが無く、苦労が水の泡になってしまったんですよね。もちろん全くの対策無しというわけではなくロングテールキーワードによるSEO対策は行っているわけです。けど、狙ったロングテールキーワードは数多くの強豪が幅を利かせている危険地帯でした・・・(笑)当然私のサイトは1ページ目どころか最初の3ページにも掲載されません。
何故こんな事態になったのかというと、最近アクセス数が増えてきたことで慢心していたんですよね。「ちゃんとした記事を書けば上位表示されるだろう」と。しかし、強豪がいる危険地帯ではそれ以上に優れた記事が山ほど存在するわけです。上位表示できるわけが無いんですよね。
ロングテールキーワードでSEO対策をする場合でも「ライバルサイトの強さ」や「競合性(競争率)」を調査して勝てるかどうかを判断する必要があります。
ライバルサイトの強さを知るには?
以前まではサイトの強さを知るのにGoogleのページランクが参考になりましたが、最近ではその意味が薄れてきていると言われています。現在では「コンテンツそのものの質」がサイトの強さに影響する傾向にありますね。つまり、上位数ページのサイトを実際に見て情報のボリュームや正確性を調査するのが効果的だと思います。調査の結果、そのサイトよりも価値があるコンテンツを作れると判断したなら狙い目のキーワードということになります。
キーワードの競合性・競争率を知るには?
キーワードの競合性・競争率を知るには定番ツールであるGoogle Adwords キーワードプランナーを利用します。
まず、はじめに「月間平均検索ボリューム」を見て、ターゲットキーワードが目標とする検索ボリュームを満たしているか確認します。
次に、競合性を調べます。「低」となっているものほど上位表示が容易です。ちなみにこの競合性は「リスティング広告入札に関する競合性」なので直接はSEOとは関係ありません。しかし、競合性が高いということはSEO対策ではライバルが強すぎて上位表示が出来ないから広告料を払ってまでリスティング広告を利用していると考えることが出来ます。なので十分に信用できる指標と言えそうです。
無事ロングテールキーワードで上位表示が出来てアクセスがあっても成功とは限らない
当サイトにはサイト全体のアクセス数の3割を占める1日2000PV以上を稼ぐ記事があるのですが、実はこのページの収益性がとても低いんですよね・・・。 過去に同じくらいアクセス数があるページがあったのですが、そのページの5分の1くらいの収益しかありません。
しかし、幸いにもこのページは自サイトのまとめページ的なものだったので、他のページへの誘導する役割を果たしてくれて間接的には利益をもたらしました。
サイトの知名度を高める目的であればとにかくアクセス数を集めることに注力すべきだと思いますが、そのキーワードで集客したユーザーがあなたに利益をもたらさなければ集客する意味はありません。
ユーザーに与えたい情報とユーザーが求める情報を一致させることが最重要!
多くのサイト運営者はアクセス数を増やすことばかりにこだわりがちですが、それでは駄目なことは先ほど説明したとおりです。
重要なのはあなたがユーザーに与えたい情報とユーザーが求める情報を一致させることです。せっかく上位表示してアクセス数が増加しても、ユーザーが求める情報がそこになければ「迷惑」他なりません。いずれは検索順位も下落していくでしょう。
逆にユーザーに与えたい情報とユーザーが求める情報が完全に一致すれば少ないアクセス数でも収益性は高まります。そして、本当に満足したユーザーは口コミで拡散してくれる可能性がありますから結果的にはアクセス数の増加も見込めます。
ちなみに一般的にブログの収益性は1PV当たり0.1~1円と言われています。しかし狙うキーワードによっては収益性はその10倍にも20倍にもなります。当ブログにもそういった記事がいくつか存在します。
収益性を高めるにはユーザーに与えたい情報、ユーザーが求める情報、そして狙う検索キーワードをマッチさせることが非常に重要になります。このことに関しては下記の書籍が分かりやすく書かれています。
まとめ
私がこの失敗により得た教訓をざっくりまとめると・・・
- 「全く検索されない」という事態を回避する為にもライバルが強いキーワードは避ける
- ユーザーに与えたい情報、ユーザーが求める情報の食い違いを防ぐ為に、狙う検索キーワードを最適化する。
といった感じです。
参考になりましたでしょうか?
下記のリンク先で紹介してる書籍も参考になりますのでよかったらご覧ください。