4月から開始される『機能性表示食品』制度を上手く活用すれば売り上げ大幅アップの起爆剤になるだろう
2018/01/24
2015年4月から特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品に続く、第3の食品表示制度『機能性表示食品』が開始されます。
今までは特定保健用食品、栄養機能食品以外の食品に対して機能性を表示することが出来ませんでした。例えば、以下のようなものです。
- うなぎを食べて夏バテ防止!
- トマトのリコピンで血液サラサラ効果!
- 生姜で冷え性改善!
これらの表現は今まで禁止されていたんです(スーパーとか行くと普通にやってる所が多いですが)。表示できるのは栄養成分のみでした(例:トマトにはリコピンが豊富!)。
品質や価格に加えてコピーで売り上げを競う時代に!
そして今回開始される新制度『機能性表示食品』によって、機能性を表示することが可能になりました。一部の除き(酒など)ほとんどの食品に適用されます。しかし、表示には制限があり、
- 医学的な表現の禁止
- 科学的な根拠が必要
- 届出が必要
これらの厳守する必要があります(この他にも制限あり)。
また、「医学的な表現の禁止」というのは範囲が曖昧で、どこまでが認められるかが気になるところです。せめて最初に挙げた3つの表示例くらいは認められることを期待したいですね。
また、機能性を表示できるということは、価格や品質だけではなくコピー(文章)の良さも商品購入の判断材料になるわけです。
コピーの良さは売り上げに大きく影響する
「”トマトのリコピンで血液サラサラ効果”なんて皆知ってるでしょ。そんなに売り上げ伸びないよ。」と考えている方もいるかも知れません。だったら、あまり知られていない成分や機能をアピールすればいいんです。リコピン以外にも体に良い影響を与える成分は山ほどあるわけですからね。そうすれば新たな魅力に気付いた顧客は購入したくなるはずです。
このように「人が知らない利点に着目し教えてあげる(ベネフィットの訴求)」ことはビジネスでは非常に重要なことです。スーパーやコンビニはコモディティ化(商品・サービスが均一化し差別化されていないこと)が顕著なわけですから、コピーを工夫して差別化することはかなり効果的なはずです。
また、コピーの書き方にもコツがあります。例えばトマトだと、
- 「血液サラサラ効果で健康に!」
- 「リコピンで血液サラサラ効果で健康に!」
- 「○○医学博士推奨!リコピンで血液サラサラ効果で健康に!」
少し内容を変えた3パターンを用意しました。1、2、3の順に詳細になっているわけですが、より詳細なコピーのほうが購入に繋がります。その理由を簡単に説明します。
1の段階ではただ単に「血液がサラサラ」になると書かれているだけなので、何の根拠も示せていないわけです。これでは疑って購入を控える人も多いでしょう。
2の段階ではリコピンの効果によるものと示しました。リコピンの効能を知っている人なら購入を検討するでしょう。
3の段階では専門家が太鼓判を押してるわけですから「これは間違いない!」と信用し疑う余地はありません。購入したいという人が続出するでしょう。
・・・
コピー1つで売り上げが2倍、3倍になるのは珍しくありません。だからこそコピーライターという職業が存在し多額の報酬を得ているわけです。
しかし、コピーは素人でも比較的容易に学ぶことも可能です。
商品を売る為の心理テクニックを身に付けよう
先ほどの例は売る為の心理テクニックの一つですが、心理テクニックは他にも数多く存在します。顧客の心理を知り、巧みに操ることで驚くほどモノは売れるようになります。
とはいっても「顧客の心理なんてどうやって知るんだ?」という方がほとんどのはず。そこでオススメなのが商品を売るための心理技術をふんだんに盛り込んだ『現代広告の心理技術101』という書籍です(原書は米Amazonで星5つ)。顧客の心理が手に取るように分かってくるので読み薦めるのが楽しい書籍です。商売をする全ての人にオススメです。少し高めの書籍ですが90日間返金保証が付く安心して購入できます。