コンテンツSEO時代の今、従来型SEOの知識は本当に不要か?
2016年2月現在、グーグルを始めとした検索エンジンにおけるSEOの主流は「コンテンツSEO」つまり、従来のテクニカルなSEOよりもコンテンツの内容そのものの良し悪し(充実度や話題性)によって評価が決まるというものです。
「コンテンツイズキング(Contents is king)」の考え方はコンテンツ制作の根本的な部分ですから、今後もコンテンツSEOが重要であることは変わりないでしょう。
では、従来のテクニカルなSEO対策は不要になったのでしょうか?
いいえ、今までのテクニカルなSEO対策も部分的には必要です。理由は簡単です。
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あくまでも検索エンジンはロボット。判断の材料を与える必要がある
コンテンツSEOの時代になって、多くのテクニカル(ブラックハット)なSEOがペナルティーの対象になりました。その結果多くのSEO業者が廃業したわけです。
しかし、テクニカルなSEO全てが悪いわけではありません。
テクニカルなSEOであってもコンテンツの良質化に繋がるものは逆に検索エンジンの評価を高めます。
それでは具体例を挙げてみましょう。
検索エンジンの評価を高めるテクニカルなSEOの一例
テクニカルでありながらペナルティを受けない、それどころか検索エンジンからの評価を高めるSEOとは何か。
それは、キーワードの選定と埋め込みです。
「キーワードの選定と埋め込み」はこれまでも特に重要なSEO対策の一つでしたが、今後もそれは変わらないでしょう。
なぜなら、適切なキーワードを選定し埋め込むことはコンテンツの質を高め、サイトの使い勝手の向上に繋がるからです。
つまり、「キーワードの選定と埋め込み」はコンテンツSEOと従来のテクニカルなSEOの両面を併せ持つということです。
キーワード出現率なんて効果なし
キーワード選定・埋め込みに際して必ず言われるのが「キーワードの出現率」。ページ内の単語の内5%とか7%は狙うキーワードを入れたほうが良いという話があります。
でも、8年以上前から「意味が無い行為」と言われているんですよね。しかし、出現率にこだわる業者は今も多いです(古い情報に踊らされているのでしょう)。
SEOにはキーワード出現率なんて効果なし – 海外SEO情報ブログ
キーワードの出現率で順位は変わりません。なぜなら、冗長で読み難い文章になるからです。
2,3文字のキーワードならそこまで冗長性は感じないかも知れませんが、十数文字に及ぶ長いキーワードを5%とか7%も出現させたら読み難くてたまらないわけです。
読み難い文章はユーザーを遠ざけます。ユーザーが遠ざかれば検索エンジンの評価は下落します。
選定したキーワードはページタイトルと大見出し、そして本文にそれぞれ1つずつ入れるぐらいで十分でしょう。
何よりもユーザーの利便性や有益性を意識することが重要
コンテンツSEOだとか、従来型SEOだとかは忘れた方が良いかも知れません。そういうことを意識しすぎるから本来重要な部分が疎かになってしまうのです。
常にユーザー目線で考え、
- 利便性(ユーザーは使い易いか?)
- 有益性(ユーザーの役に立つか?)
を意識することが重要です。
これらを意識したコンテンツ作りをすれば、自然とSEOの要件を満たすことになるでしょう。