【実例公開】Search Consoleを活用して検索1位にした方法
「Search Consoleを使ってみたもののどうやって活用したら良いか分からない…。」という方は結構多いかと思います。実際私も最初はそうでした。そういうことでしばらくは活用せず放置していましたね…。
でもそれは滅茶苦茶モッタイナイんです!
なぜなら、Search Console は検索1位を取る為のデータが詰まった宝箱だからです。
これを活用出来るかどうかでサイトの行く末は大きく変わります。
というわけで今回は『Search Consoleを活用して検索1位にした方法』を実例と共に紹介していきます。
この記事の目次
Search Consoleを活用して検索1位表示させる手順
Search Consoleを活用して1位表示する具体的な手順を実例を交えて解説していきます。
1. Search Consoleを活用するために、まずはデータを計測しよう
Search Consoleを使う為には、ある程度の期間サイトを運用してデータを集める必要があります。
必要な期間はアクセス数にもよっても変わりますが、大体1ヶ月程度計測すれば良いかと思います。ただ、Search Consoleのデフォルトの期間設定が3ヶ月なのでGoogle的には3ヶ月を推奨している感じですね。
また計測はページ単位で行われるので、サイトが公開して1ヶ月ではなくページが公開して1ヶ月である必要があります。つまり、ブログなんかの場合は記事を投稿してから1ヶ月は計測するということです。
「そもそもアクセスが0PVなんだけど…」
こういう人もいるかと思います。でも安心してください。
Search Consoleでは検索結果にサイトが表示されるだけでカウントされるので、アクセスが0PVでも問題ありません。
2. 検索1位を取りたいページのクエリを確認する
次に、検索1位を取りたいページのクエリを確認しましょう。
本記事はSearch Consoleを使ったことがある人向けに書いているので詳しい説明は省略しますが、ザックリと以下の手順で行います。
※画像はクリックで拡大可能です。
『検索パフォーマンス』をクリックし、『ページ』に切り替えます。
すると、計測したページの一覧が表示されるので、検索1位表示を狙うページを選択します。
今回は『https://ks-product.com/ps4-ssd-demerit/』というページを選択します。
このページは私が運営しているブログのページで、『PS4のSSD換装について』書いた記事です。
『クエリ』に切り替えると、『https://ks-product.com/ps4-ssd-demerit/』がどんなクエリで検索されているかが一覧表示されます。
ここにお宝が眠っているんですよね。
3. 検索1位を取りやすい穴場キーワードの探す
次に、クエリの一覧から穴場キーワードを探しましょう。
元々このページは『PS4 SSD 換装』、『PS4 HDD 交換』といったキーワードを狙って作成したページでした(なので、このページのURLは元々『https://ks-product.com/ps4-ssd-vs-hdd/』でした)。
しかし、このキーワードの順位は8~10位あたりを推移している感じで、1位表示には程遠かったんですよね。単純な話ライバルが強かった…。
なんとか状況を打開する為にとった行動が『穴場キーワードを見つける』ということです。以下の画像ご覧ください。
穴場キーワードの見分け方は簡単で、
狙っていないのに上位表示されていて、かつ、表示回数が多いキーワード
を選ぶだけです。
何故、このキーワードが穴場なのか説明しましょう。
『狙っていないのに上位表示される』ということは、ライバルが弱い可能性が高いわけです。本来ならそのキーワードにマッチングしたページが表示されるはずが、狙っていないページがマッチングしているわけですからね。
『表示回数が多い』のは多く利益を得るために重要な指標です。表示回数が少ないキーワードを狙っても構いませんが、1位表示する旨味はほとんどありません。
この実例だと『PS4 SSD 換装 デメリット』が穴場キーワードです。このキーワードは全く狙っていなかったのに、順位も高く、表示回数も多かったので狙い目だと思ったわけです。
実際に『PS4 SSD 換装 デメリット』で検索してみると分かりますが、ピンポイントでこのキーワードを狙っているサイトは一つもありませんでした。ライバル不在だったんですよね。
早速、『PS4 SSD 換装 デメリット』というキーワードに合わせて記事に書き換えた結果がこちらです。
2018年12月末に記事を書き換えたのですが、見事順位は急上昇!
『PS4 SSD 換装 デメリット』を狙っていない時点では6~8位あたりを推移していましたが、狙ってからはほぼ1位をキープしています。
タイトルもピンポイントにマッチしたものにしたので、CTR(クリック率)も60%前後とかなり高い水準となっているのが分かるかと思います。
繰り返しになりますが、『狙っていないのに上位表示されていて、かつ、表示回数が多いキーワード』が穴場であり、これに適した記事を書くことが検索1位表示を狙うコツになります。
4. 穴場キーワードに合わせて記事をリライトする
「穴場キーワードの見つけ方は分かったけど、具体的にどうリライトすれば良いか分からない…」という人もいるかと思いますので、簡単に解説したいと思います。
リライトのコツは2つあります。
- 穴場キーワードをタイトルの先頭に全て含める
- 穴場キーワードに対する答えを記事の前半に書く
これらについて説明していきます。
穴場キーワードをタイトルの先頭に全て含める
タイトルは32字以内に収めて、前半部分に穴場キーワードを自然な形で盛り込みましょう。32字以内にする理由は検索結果に表示されずにトリミングされてしまうからです。
私が書いた記事タイトルを例に説明します。
【PS4 SSD換装のデメリット】導入時にチェックすべき3項目【完全保存版2019】
『PS4 SSD 換装 デメリット』という穴場キーワードが前半にきっちり盛り込まれていますよね。しかも、括弧表示でユーザーの目に留まりやすいように工夫もしています。
実はこの例では42文字あり、上限の32文字を超えているので後ろの「【完全保存版2019】」という部分がトリミングされています。しかし、この部分が省略されてもライバルが不在なら問題ないと考え、あえてそうしています。
大切な事を言いますが、記事タイトルの付け方は最重要です。記事本文よりも重要と言っても過言ではありません。
なぜなら、タイトルの付け方一つでクリック率が変わるからです。クリックされなければどんなに良質な記事を書いても意味がありませんからね。
狙ったキーワードを全てタイトルに含めることで、ユーザーは「この記事には知りたいことが書かれていそう!」と判断します。逆に、キーワードが含まれていないと「この記事には何が書かれているんだろう?」あるいは「答えが無さそう」と思われてしまいます。それでもクリックされるかも知れませんが、出来る事ならすぐに答えが欲しいのがユーザーの心理なので、記事タイトルで求める答えがここに存在することを知らせるのは重要なんです。
穴場キーワードに対する答えを記事の前半に書く
タイトルだけでなく記事の内容も重要です。タイトルと内容が食い違っていたら「騙された!」と思われてしまいますからね。
ポイントはキーワード(タイトル)に対する答えを記事前半に書くことです。
理由は簡単で、回りくどいと読む気が失せて離脱してしまうからです。
記事を書く側の心理としては、「全部読んでほしいからキーワードに対する答えは最後に書こう」と考えるかと思います。私も以前はそうしていましたが逆効果なんですよね。
ユーザー側は答えが前半に無ければ「他で探そう」とあっさり去っていきます。なので、前半に答えを書いて繋ぎ止めることが重要なんです。
記事の構成は以下のようにすると離脱率を下げて、説得力も高めることが出来るのでオススメです。
最初に結論(答え)を書き、その結論に至った理由を書き、その理由を裏付ける具体例(根拠)を書き、最後にまとめます。
説得力が高まるとコンバージョン率も高まるので収益に伸び悩む人は活用してみてください。
ざっくり例題を書くとこんな感じです。
30代なら○○化粧水がオススメです。
【理由】
なぜなら○○化粧水を使えば20代の肌を取り戻せるからです。
【具体例】
実際に30代の私が○○化粧水を使ってみた経過観察を紹介します。
【まとめ】
なので、30代なら○○化粧水がオススメです。
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ユーザーの心理は概ね以下のようになると思われます。
- 【結論】の部分で「なんでオススメなの?」という疑問が浮かびます。
- 【理由】の部分で「オススメな理由は分かったけど本当に?」と疑いを持ちます。
- 【具体例】の部分で「経過を見た限り本当っぽい!欲しい!」と疑いが晴れ購買意欲が高まります。
- そして、【まとめ】の部分で主張のまとめと、商品購入ページへの誘導を行って無事コンバージョンです。
このようにユーザーの心理の変化を先読みして記事を書いていく事が大切です。
5. リライトしたら順位チェックをしよう
リライトしたら必ず順位チェックをしましょう。一回のリライトで1位が取れるとは限りませんからね。
今回紹介した例のようにライバル不在のキーワードなら早ければ数日で結果が出ることも珍しくありませんが、2、3ヶ月を要する場合もあります。
毎日とは言わずとも2、3日に1回ぐらいは順位の推移をチェックした方が良いです。
今回は1つページを例に説明しましたが、基本的には全てのページを確認しましょう。リライトするしないに関係なく狙ったキーワードで上位に来ているかを知るのは大切ですからね。
一つ一つの対策は小さな成果しか生みませんが、その積み重ねがサイト全体の評価を引き上げて、最終的には大きな結果を生むのです。
複数キーワード・ページの順位推移を一括で効率的にチェックする方法
今回は1ページだけで済みましたが、100記事、200記事が投稿されている場合、一つ一つ順位チェックしていたらそれだけで日が暮れます…(笑) とても毎日チェックなんてしていられませんよね。
おそらく、こういう面倒臭さもあるからSearch Consoleを活用しない人が多いのかも知れません。
でも、安心してください。
Search Consoleだと日が暮れてしまう作業でも一瞬で完了するツールがあります。
『GRC』はSEOやアフィリエイトの専門家が愛用する定番ツール
それはGRCというツールで、SEOやアフィリエイトを生業にしているほとんどの人が使っています。そのぐらいド定番のツールです。
というか、先ほども言ったように100記事、200記事もあるとチェックするだけで日が暮れてしまうのでGRCに頼らざるを得ないんですよね。
繰り返しになりますが、本来なら日が暮れてしまうような作業が一瞬で完了するってメチャクチャ凄くないですか? 浮いた時間で他の作業をすれば生産性はどんどん増やせるわけですからね。
詳しい説明は公式サイトに書かれているのでざっくり簡単に話しますが、キーワードを登録しておけばそのキーワードで自分のサイトが何位なのかを記録してくれます(記録したデータはCSV形式で蓄積されていきます)。キーワードはいくつも登録できます。
しかも、ライバルサイトを登録しておけばライバルサイトの順位推移もチェック可能なのでより戦略的にアクセスアップが可能です。
GRCを利用している有名ブロガー、アフィリエイター
ご覧の通り、有名ブロガーのイケハヤさんを始め、多くの方々がGRCを利用しています。
今さらだけど検索順位チェックツール「GRC」入れてよかった!アフィリエイトの改善の精度が高まりますね。Macでもちゃんと使えてます。ブロガーの方はぜひ。https://t.co/3TqE2OLwNc pic.twitter.com/XAxVGzbG6x
— イケハヤ (@IHayato) 2018年4月7日
たまにGRC(検索順位ツール)とかを見て主要キーワードが「圏外」表示されると心臓が止まりそうになる。
でも慌てて検索すると上位にいるし、リアルタイムで流入もある。
そしてしれっと数日後にツールでは元の順位に戻る。
おいらの寿命を返して(;´∀`)
— クロネ@趣味ブロガー (@kuroneblog) 2018年7月24日
サクッと検索順位チェックならシークレットモードかSEOチェキで良いと思いますが、本腰入れてアクセスUPを狙うなら、やはりGRCは必須ですね。
あとはサーチコンソールも超大事。
どんなキーワードで記事が読まれているのかも日々確認しましょう。https://t.co/xiQhftpEiN— 小林亮平@プロブロガー (@ryoheifree) 2018年8月22日
手持ちの全ドメインの検索評価を手軽に5分で調べるには
1⃣各サイトで1つずつ記事を作成
2⃣タイトルだけに全ドメイン共通の1単語のみを記述
3⃣本文は空欄
4⃣全記事Fetch
5⃣GRCで順位測定これでドメインの強さ順に順位がつく。
なおドメインとKWの関連度も影響するので、複数パターンで試しても良い。— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2019年1月10日
SEO用検索順位チェックツール「GRC」はSEOに詳しくなれる!導入して活用しよう https://t.co/0OcCwq6Tb5 @suzukidesu_comさんから
サイトスコア使ってなかったw #勉強になりました
— アクセル先生@SEO研究家 (@axcel0901) 2019年1月8日
GRCの動作環境と価格
以前まではGRCはWindows専用でしたが、今はMacでも手順を踏めば使用可能です。
Macで利用する場合はGRC作者が推奨しているWineという無料アプリを使います(WineはMac OS上でWindowsアプリを動かすためのアプリ)。詳しくはGRC公式サイトで解説されているので参考にしてみてください。
Wineを使ってMac OS上でWindowsアプリを動かしている動画がありましたので一応参考までに紹介しておきますね。
GRCの価格ですが、買い切りではなく定額制になります。個人ユーザー向けのスタンダードプランだと月額810円で利用出来ます(余程のヘビーユーザーでもない限りこれで十分です)。
まだブログやサイト収益が少ない人には高いと感じるかも知れませんが、『収益を増やすためのGRC』なので、そこは惜しまずに投資した方が良いですよ。
GRCを導入せずアクセスアップで悩むことに時間を浪費するのと、GRCを導入してアクセスアップを効率的に行うのと、どちらが有益だと思いますか?
ちなみに無料版もありますが『保存機能が無い』ので肝心な順位推移の計測できません。機能確認の為のお試し版といった感じですね。
【疑問】ターゲットキーワードって変えちゃっていいの?
話が少し戻りますが、「そもそもターゲットキーワードって変えちゃっていいの?」と思うかも知れません。
結論は『ケースバイケース』ですね。
クライアントワークでターゲットキーワードが指定されている場合は変えたらダメですし、逆にプライベートワークで自分の裁量で出来るなら変えてOKです。
私の見解を述べると、上位表示が難しいターゲットキーワードに固執して低い順位をウロウロするぐらいなら、穴場キーワードに切り替えて1位を獲得した方が良いと思います。
なぜなら、低い順位ではサイトは評価されないからです。1位を獲得することでサイト全体が評価され、いままで上位表示が難しかったキーワードでも1位が狙えるようになるのです。
正解は一つではない。Search Consoleを活用してサイトを育てよう
というわけで今回は、『Search Consoleを活用して検索1位表示をした方法』を紹介しました。
ポイントとしては、狙っていないのに上位表示されている、かつ、表示回数の多いクエリが穴場なので、それに合わせて記事をリライトしていくことです。狙っていないのに上位表示されるのはライバルが弱いという事を意味するので、比較的に簡単に1位が狙えます。
今回紹介した方法はあくまで一例であり、正解の1つでしかありません。
Search Consoleには他にも色々な活用方法があるので色々と試してサイトを育てていきましょう。
そして、順位チェックの圧倒的な効率化に『GRC』はマストアイテムです。
人気ブロガー・アフィリエイターがこぞって愛用している最強ツールをぜひ使ってみてください。かなりの時短になるので利益が拡大しますよ。