シンプルで分かりやすいコードに!CSSのベンダープレフィックスが不要になった理由
CSS3が活用され始めてからだいぶ経ちましたが、今もなお古いブラウザに対応すべく、ベンダープレフィックスを使った回りくどいソースコードを書いている方は多いかと思います。
私もつい先日まではそうだったんですが、回りくどいコードを書くのが億劫で、そういったCSSを書くこと自体を避けがちでした。
ところが、あることをきっかけにベンダープレフィックスを使うのを止め、面倒臭さから解放されたのです。
それは何か?説明していきます。
WordPress最新バージョンがIE10以下非対応に!
私がベンダープレフィックスを使うのを止めた理由、それはWordpressです。
WordPressの最新バージョン(4.9.1で確認)ではIE10以下のサポートが除外されたのです。具体的にはIE10以下だと投稿画面のビジュアルエディタが正常に動作しなくなりました。
現在、多くのクライアントがWordPressを導入し、簡単なニュースリリースなどは自分たちで更新する様になっているわけです。つまり、必然的にIE10以下は除外できるという事です。
そして、IE10以下を除外すれば実質ベンダープリフィックスは不要になります。IE11からはベンダープリフィックス無しで主要なCSSプロパティは利用できますし、ChromeやFirefoxの利用者であれば常に最新バージョンが自動的にインストールされますしね。
もちろん、IE10以下を使って訪問するユーザーもいるわけですが、基本的にはクライアントの環境で動作確認が出来ていれば、成果物としては成立するので、クライアントから強い要望が無い限りはIE10以下のブラウザに対応する必要は無いでしょう。
リッチかつ作業負担が少ないコードを書こう!
ベンダープリフィックスを止めてから、CSSのコーディングがだいぶ捗るようになったのはかなり嬉しいですね。今までJQueryを使って書いていたちょっとしたアニメーションもCSSだけで賄えるようになりましたし、ブラウザごとのレンダリングの差異もほぼ皆無です。
手軽にリッチな表現が出来るようになったことよりも、作業負担が減ったことが個人的には大きなポイントだと思いました。
ベンダープリフィックスはいわばハック的な要素ですから、無いに越したことはありません。積極的に取り入れていきましょう!